私はこれから強く生きるよ
あなたと交わした最後の約束・・・
だから見守っていてね
7話〜 人 〜
「・・・」
「アツキちゃん!!」
ボーっとしている私に女の子は声をかけてきた
敵がたくさんいるのに・・・きっと気を使っているんだ
「もぅここは危ないから逃げるよ!!」
「そのほう・・・よさそうだ!!」
私たちは挟み撃ち状態この状態で逃げるって
「リーナこいつ抱えられるか?」
こいつって・・・私ですか?
「んーっどうだろ」
「・・・もぅいい!いくぞ!!」
「OK!!」
私をひょいっと持ち上げて行くぞってなんですかー!!!
「ほらぁー!私女の子でしかもアツキちゃんと私体格違うからさぁ☆」
はぁー と深いため息をついて抱えている私を見て
「軽いぞ?」
「ぎゃーーー!!レンちゃんへんたーい!!」
これ落ち着きすぎだろう・・・ってか軽くないし!!(一応戦ってます
そしてナカを右肩に、私を左肩においてぐっと力を入れた
「なっなに??」
すると・・・とんだ・・・
壁をつたいながら軽々と屋上に着いた
「・・・ありえないって」
「これでちょっとは時間稼げるかなー」
時間って・・・そもそもクロスってこんなことできるの??
そんなの習ってないよ!?
「どうしてこんなことできるの?」
「・・・・できるから!!」
「Σいや!!答えになってないし!!」
この子はお気楽だし・・・こっちはこっちで要点しかほとんどしゃべらないし・・・
これからどうすんのかな
「もぅ来ちゃった・・・」
「あぁ」
一瞬空気が変わった・・・
後ろを見るとそこに人が立っていた・・
大きなフード付のマントで竹も長く実を隠すような格好だった・・・でもそんなことより
「あいつ・・・ナカを殺したやつ・・・」
「 !! 」
忘れるわけない・・・顔はよく見えなかったけど・・・不陰気がどことなく・・・
しかも服に返り血がついている・・・
「・・・あんたがやったの?」
「ちょうどいい邪魔者をけるチャンスがきたからな」
邪魔ものっ・・・て
「あんた・・・最低!!」
「『最低』?それはそっくりそのままお前らに返してやる、下にいるあいつらはクローンといっても
DNAは何人かの人間から取っているのだから・・・」
クローン・・・?だからあんなのに人がいて、あんなに似ていてたくさんいるの・・・?
今までそんなこと気にもとめなかった・・・
「それに『ナカ=ヲォーリス』は俺らの中でも要注意人物・・・もちろんお前らもな」
「・・・・」
要注意人物って・・・・
「そして、ここでお前ら2人を殺すのもありだな・・・一般人を守りながらさらに疲労もある」
「チッ・・・!!」
私はまた何もできない・・・?また守られるの?
また目の前で人が・・・死ぬの?
「レンちゃん!!」
「リーナ後ろだ!!」
「 ! キャッ!!」
「あ・・・」
「動かないで!!!」
敵に体当たりされ私の近くまで滑ってきたが動こうとした私を止めた
そしてまた立ち向かった・・・
「動きが遅い!!」
「うっさいわ!!」
ナカ・・・私は・・・
「だから後ろだ!!」
「Σうぶ!! いったーーーー!!!腹立つわー!!!」
私は・・・何もできないわけじゃない・・・!!
「・・・アツキちゃん?」
「 !!! 」
「よそ見したら首がとぶぞ」
「くっ・・・」
「よそ見してんのわ・・・」
「 ! 」
「どっちだよ!!」
ドン ドン ドォォォン
最後の一発が相手の肩を貫通した・・・
「くそ」
「・・・死んでもね・・・死んでもいい人間なんかこの世にいないよ!!」
「アツキちゃん」
「たとえあなたたちの仲間を殺していても・・・やっぱり死んでいい人間なんか
いないよ!!あなただってそうよ!!」
半泣き状態の私をずっと睨みつける・・・
だって・・・私はあんな言い方認めない・・・
「もしかしたらナカだってほんとうの人間を殺してるのかもしれない・・・
でもそれは確かに身を守るには仕方にかもしれない・・・あなただってそう!!
でも・・・あんな言い方だけは私は認めない!!!」
ずっと無言のまま後ろの空間が歪み何かの抜け道ができた
「そんな奇麗事ばかり並べると・・・命を落とすことを後でわかるさ」
そう言ってその歪みの中に消えていった。
「・・・行こうか」
そして私たちはまた下へと降りていった
+++++++++++++++++++++++
はははー!! また意味不やねん!!
ほんとすいません・・・orz